コロナで苦境の飲食店に向けた取り組み~23区編~
今月12日から東京都で「まん延防止等重点措置」が適用され、23区と6つの市(多摩地域の八王子、立川、武蔵野、府中、調布、町田)が対象とされました。5月11日までが適用期間とされ、飲食店などの営業時間を、午後8時までと短縮要請されています。
「まん延防止等重点措置」の適用以前に、発令されていた緊急事態宣言が解除され午後9時までの営業が可能だったのも束の間、飲食店などは再度短縮営業を要されることとなりました。
新型コロナウイルス感染症拡大の防止策の一つとして、飲食店などに対し営業時間の短縮要請は昨年から出されていました。しかし、要請を無視して時間を超えて営業を続ける店舗も散見されました。飲み屋街の多いエリアなどでは、特に目立っていたようです。
そうしたなか、東京都が緊急事態宣言中に営業時間短縮命令を出した32の飲食店のうち、4店に対し過料を科すための手続きを裁判所に行ったとの発表がありました。「まん延防止等重点措置」でも違反者などに対する過料が設けられています。
続く営業時短要請と重くなる罰…、店舗内での感染対策なども相まって、従来の営業スタイルから変更せざるを得なかった飲食店さまも多いことと思います。なかには事業継続が難しくなり、閉店された店舗もあります。苦しい状況が続く飲食店を支援する取り組みが、国や都、企業・団体からも行われています。
都内自治体の飲食店向けの取り組み
人口も店舗も多い23区、国や都からだけでなく、各自治体単位でも飲食店を支援するための取り組みがなされています。
※区名をクリックすると各区のコロナ関連のページへリンクします。
◆足立区
飲食店の経営者にむけ新型コロナウイルス感染症防止対策の「ガイドライン」、来店者へのPRする「ポスター」を作成。またコロナ対策に必要となった取組み等を行った小規模事業者を対象に、かかった経費の80%(最大20万円)を補助。
◆荒川区
コロナ対策として行う飲食店のテイクアウト等の取組みを支援することを目的とした補助を行う。飲食店等がテイクアウト、宅配サービス等を開始・拡充するために行う、マーケティング事業(ホームページの作成・改修、チラシ作成・配布等の委託費)に対し、2分の1の割合で補助する。
◆板橋区
東京都の営業時間短縮の要請に全面的に協力し、東京都「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金」の支給決定を受けた事業者を対象に、板橋区内店舗に対する感染拡大防止協力金を交付。
◆江戸川区
区独自で居酒屋やバー・スナック・カラオケ店の従業員を対象とした新型コロナウイルス感染症のPCR検査の受付開始。感染経路として割合の高い飲食店の従業員への検査を実施することで、陽性者を早期に発見し、感染拡大防止に努める。
◆大田区
新型コロナウイルス感染症対策として、商店街のお店が取り組む販売促進や販路開拓を支援する「大田区商店街新型コロナウイルス感染症対策支援事業補助金」を実施。
◆葛飾区
区内の店舗を応援するため、テイクアウトや出前を行っている店舗を葛飾区商店街連合会ホームページで公開。
【終了】営業時間短縮に係る葛飾区感染拡大防止協力金
◆北区
飲食店を応援するために、東京北区観光協会にて「東京都北区帰宅メシ」プロジェクトの立ち上げ。北区のテイクアウト可能な店舗一覧をマップにして掲載。
◆江東区
専門スタッフによる取材で江東区内のお店の魅力を発掘・発信し、情報誌やWEBサイトでフレッシュな情報をお届けするお店応援事業「ことみせ」を実施。ことみせ登録店を対象に、テイクアウト・デリバリー応援事業補助金を実施している。
◆品川区
医療従事者への感謝および区内飲食店の売上確保を目的に「品川区飲食店・医療従事者応援プロジェクト」をスタート。区内飲食店を支援するため、品川区商店街連合会が区内飲食店にお弁当を発注し、区内2病院(東京品川病院・昭和大学病院(予定))へ配達、無償提供する。事業費については品川区が支援。
◆渋谷区
美味しい渋谷区プロジェクトの一環として、売上が落ち込んでいる区内飲食店を支援し、活性化することを目的に、エリア横断型サブスクリプションサービス「美味しい渋谷区パスポート(通称:渋パス)」を実施。店舗の導入経費は無料で参加可能。
◆新宿区
来街者のおもてなし向上のため、店舗での感染拡大防止対策の実施や、飲食店が新たに宅配、テイクアウト等を始める経費、販売促進に取り組むための経費等の一部を助成する「おもてなし店舗支援事業補助金(感染拡大防止・業態転換・販売促進事業)」を実施。
◆墨田区
新型コロナウイルスの隠れたクラスターを積極的に見つけ出すため、東京有数の歓楽街・錦糸町の飲食店従業員などで、症状のない人を対象にPCR検査を開始。
◆世田谷区
新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店等を支援するための緊急措置として、地方公共団体と地域住民・団体等が一体となって取り組む沿道飲食店などの路上利用の占用許可基準が、一定の期間緩和されることになりました。
◆台東区
飲食店を応援するため、台東区商店街連合会や各料理飲食業組合と連携し、テイクアウトやデリバリーを行っている飲食店の情報を4月16日から台東区公式観光サイト「TAITOおでかけナビ」で紹介。
◆千代田区
売り上げが落ち込む飲食店等を応援するため、訪問サポート事業を行う。飲食店経営全般、融資制度や補助金などの制度に関する相談といった要望について「一般社団法人ちよだ中小企業経営支援協会」に所属する中小企業診断士が各飲食店へ直接訪問し、サポートする。
◆中央区
事業活動に影響を受けている中小企業者等を支援するため、中央区中小企業あっ旋制度に「新型コロナウイルス感染症対策緊急特別資金」を創設。
◆豊島区
【終了】区内中小企業者の安全・安心な事業運営を促進し、新しい生活様式に対応したビジネス展開を支援するため、「ななま~るステッカー」登録事業者を対象に、店舗や事業所の改装や感染予防のための物品購入などを行った経費の一部を補助。
◆中野区
新型コロナウイルス感染症対策としての沿道飲食店等による路上利活用の推進について(中野区沿道飲食店等路上利活用推進事業)国土交通省により、道路占用の許可にかかる弾力的な運用基準が示され、区としてもこれを活用し、沿道飲食店等のテイクアウトやテラス営業のための路上利活用の推進を図る。
◆練馬区
練馬区、練馬区商店街連合会および練馬区産業振興公社で連携し、テイクアウト・デリバリーを行う区内の飲食店を、ねりま観光センターホームページ「とっておきの練馬」で紹介。また区内の対象店舗で合計1,500円以上の買い物をした方(先着1,000名様)に、「ねり丸保冷バッグ」をプレゼント。
◆文京区
【受付終了】緊急事態宣言下において、区民のテイクアウト又はデリバリーの利用を促し、飲食店事業者への支援につなげるため、区内飲食店がテイクアウト・デリバリー商品に割引などの特典をつける消費者還元サービスを実施する際の経費を補助。
◆目黒区
感染防止対策に取り組む区内の飲食店に対し、その対策にかかる経費の一部を助成。昨年度の助成を受けた事業者で、パーテーションの劣化や破損などによる取り替えも対象となる。
コロナ禍で苦境に立たされている飲食店を支援するために、各区でさまざまな対策がなされています。店舗でも、営業開始時間を早めたり、デリバリーやテイクアウトサービスを始めたり、また業態転換を行ったりと、これまでの営業スタイルを変えて、事業を継続されています。
※コロナ禍での飲食店の変化についてはこちらの記事でも紹介しています。
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