発泡スチロールは何ゴミ？処分方法と家庭でできる小さくする方法

発泡スチロールは何ゴミに分類される？

発泡スチロールの分類は自治体ごとに異なりますが、一般的には以下のように分類されることが多いです。

• 食品トレイや緩衝材：多くの自治体では「プラスチックごみ」や「容器包装プラスチック」に分類されます。プラマークのあるものは、きれいに洗って指定の袋に入れて出しましょう。
  
  
• 大きな梱包材や発泡スチロール製の箱：自治体によっては「粗大ごみ」や「不燃ごみ」として扱われる場合もあります。大きいものは自治体の指示に従って適切に分別してください。

自治体のルールに基づいた分別を守ることが、リサイクルや処理の効率を上げることにつながります。

発泡スチロールを小さくする方法

発泡スチロールを家庭で簡単に小さくする方法には、「熱を使って溶かす方法」と「袋内で割る方法」があります。どれも家庭にある道具でできるので、ぜひ試してみてください。

1. 熱した包丁でカットする方法

発泡スチロールは熱で溶ける性質があるため、温めた包丁を使ってカットすると、効率よく小さくできます。

手順

1. 鍋でお湯を沸かし、包丁を3～5分間温めます。
2. 包丁が熱くなったら発泡スチロールをカットし、ゴミ袋に収まるサイズにします。
   

注意点: 包丁が高温になるため、手袋を着用し、火傷に十分注意してください。

2. ドライヤーの熱で溶かす方法

ドライヤーの熱風を当てることで発泡スチロールを溶かし、体積を小さくします。溶けると10分の1ほどまで収縮するため、ゴミの量を減らすことが可能です。

手順

1. 換気扇を回すか窓を開けて、発泡スチロールに熱風を当てます。
2. 全体が小さくなるまで熱を加えます。
   

注意点: 熱で溶かす際には匂いが発生するため、必ず換気を行い、気分が悪くなった場合はすぐに作業を中止してください。

3. ゴミ袋に入れて砕く方法

特別な道具を使わずに簡単に小さくする方法として、発泡スチロールをゴミ袋に入れて砕く方法があります。袋の中で砕けば、飛び散りを防ぎながら小さくできます。

手順

1. ゴミ袋の中に発泡スチロールを入れ、手や足で細かく砕きます。
2. 細かく砕いたら、そのまま廃棄します。
   

この方法では体積は減りませんが、ゴミ袋に収まりやすくなります。

自分で燃やすのはNG！正しい処理を心がけて

発泡スチロールを燃やして簡単に処分したいと考える方もいますが、廃棄物処理法により許可なく焼却することは違法です。
燃焼時には有害なガスが発生し、健康や環境にも悪影響を与えるため、絶対に避けましょう。

不用品回収業者の利用もおすすめ

大量の発泡スチロールがあり、自分で処理するのが難しい場合、不用品回収業者を利用するのも便利です。不用品回収業者なら、他の不要品もまとめて処分できるため、時間や手間を削減できます。

手順

1. 電話やメールで業者に問い合わせ、回収日や料金を確認します。
2. 予約日に立ち会い、処分手数料を支払います。

許可を受けた業者に依頼し、違法な廃棄や高額請求のリスクを避けるようにしましょう。

発泡スチロールの捨て方に関するよくある質問

Q1. 発泡スチロールはどのゴミに分別すればいいですか？

A. 発泡スチロールは、多くの自治体で「燃えるゴミ」または「不燃ゴミ」として処分する場合がありますが、自治体によって異なるため、各自治体のゴミ分別ガイドを確認することが重要です。リサイクル可能な場合は「資源ゴミ」に分別されることもあります。

Q2. 発泡スチロールはリサイクルできますか？

A. はい、一部の発泡スチロールはリサイクルが可能です。特に食品トレーなどはスーパーマーケットなどで回収ボックスを設置している場合が多く、リサイクルに出すことができます。その他の発泡スチロールも自治体のリサイクルセンターで回収されることがあります。

Q3. 汚れた発泡スチロールはどうすればいいですか？

A. 発泡スチロールが油汚れや食べ物で汚れている場合は、軽く洗い、乾かしてから処分すると良いでしょう。汚れがひどい場合は、リサイクルが難しいため「燃えるゴミ」として処分することが推奨されることがあります。

Q4. 大量の発泡スチロールを処分したい場合は？

A. 大量の発泡スチロールを処分する場合、自治体の粗大ゴミ回収を利用するか、業者による回収を依頼するのが一般的です。業者によっては有料での回収を行っているところもあります。

Q5. 発泡スチロールの処分に費用はかかりますか？

A. 基本的に家庭から出る少量の発泡スチロールの処分には費用はかからないことが多いですが、大量の場合や自治体の規定に従う必要がある場合、費用がかかる可能性があります。

まとめ

発泡スチロールは、食品トレイや梱包材として日常的に使われますが、そのかさばる特性や処分の難しさから悩まれることも多い素材です。まず、お住まいの自治体で発泡スチロールが何ゴミに分類されるかを確認し、正しい方法で分別を行いましょう。

発泡スチロールが大量にある場合や処理に困る場合は、不用品回収業者に依頼するのもひとつの手です。法律に従い、安全かつ環境に配慮した方法で発泡スチロールを処分しましょう。