七五三のお参り:破魔矢やお守りの授与品と着物の処分方法ガイド
七五三とは11月15日に行われる日本の伝統行事の1つで、3歳、5歳、7歳の子供の成長を祈るための儀式です。こちらの記事では、七五三でもらう授与品(破魔矢やお守り、お札など)の飾り方から返却、処分方法について詳しくご紹介いたします。また、七五三といえば「着物」ですよね。お子様の七五三が終わり、不要になった着物の処分方法についてもお伝えしていきます。
七五三の授与品でもらえるものとは?
七五三では、祈祷をしてもらうと無事に七五三を迎えられた記念として授与品をもらうことができます。
授与品の内容は、神社やお寺によって異なりますが主に以下のようなものがあります。
- 千歳飴
- お守り
- 破魔矢
- 文具セット
- 絵馬
- メダル
- 祈祷札
例えば、関東の七五三で有名な神社の「明治神宮」では初穂料の値段により内容が異なりますが、「千歳飴/文具セット/記念メダル/お守り/お札/守護矢」、「日枝神社」では千歳飴等のほかにリカちゃん人形、ウルトラマン人形、バスの中から1つがもらえます。
七五三のお参りを検討している神社のホームページなどで授与品について確認すると良いでしょう。
七五三の授与品の保管方法と処分・返却について
七五三の授与品の飾り方・期間は?
授与品には、神様の力が宿っていると言われており自宅に飾ることは厄除けに良いとされています。
最近では、神棚がないお家も少なくありません。しかし、100円ショップでも神棚を作るグッズが売られています。気になった方は「100均 神棚DIY」などで作り方を調べてみてはいかがでしょうか。
授与品を飾る期間は、一般的に1年間を目安とされていますが明確な決まりはありません。
●破魔矢(はまや)
破魔矢は、お正月の縁起物としてお寺や神社から授与される縁起物の矢のことです。
<飾り方>
神棚など高い場所に飾りましょう。
神棚がない場合でも目より高い位置に飾るとよいとされています。
また、矢の先をその年の「凶」の方向に向けましょう。
賃貸など神棚が設置できない場合でも、破魔矢スタンドやホルダーがインターネットや100円ショップなどで販売されていますので、おうちに合った飾り方を探してみてはいかがでしょうか。
●祈祷札
祈祷札とは、ご祈祷を受けた証のお札のことです。
<飾り方>
自宅に神棚があれば神棚に、神棚がない場合は目線より高い位置の南か東向きに飾りましょう。
●お守り
<飾り方>
お守りは、ランドセルや普段使うバッグなどにつけるか、神棚などの高い位置に飾ると良いでしょう。
●絵馬
七五三で授与された絵馬は、お子さまが絵やお願い事を書いて神社に奉納することが多いです。ご自宅に持ち帰った場合は、破魔矢や祈祷札と同じように神棚に飾りましょう。
●千歳飴(ちとせあめ)
千歳飴とは子供の成長を願う意味が込められたものです。食べるときに割ったり折ったりしても問題ありません。
電子レンジで少し温め柔らかくして、小さくしてから食べるのがおすすめです。
<授与品の返納方法>
七五三でいただいた授与品の飾っておく期間は一般的に1年間で、お役目を終えた授与品は、基本的にいただいた神社やお寺に返納し、お焚き上げをすると良いとされています。
どうしても、いただいた神社やお寺に返納ができない場合は違う神社やお寺からもできますが、神社とお寺では宗教が異なるので、注意が必要です。
場所によっては、郵送での返納を受付しているところもあります。
<郵送での返納方法>
まず、神社やお寺に破魔矢やお札、お守りなどの授与品を郵送での返納を受付しているか確認を行ってください。
郵送での返納が可能な場合は、返納するものを包み「お焚き上げ希望」などの目的を記載したものとお焚き上げ料金を同封し、現金書留で送ります。
また、神社やお寺に返却する以外には以下の方法があります。
- どんど焼きで焚き上げる
- 自治体のルールに沿って処分する
- 不用品回収業者で処分する
どんど焼きは、年神様を見送る火祭りのことで基本的に七五三の授与品の焚き上げが可能です。
可燃ごみとして処分するには、半紙などの白い紙の上にお札やお守りを置き、塩を一緒に包み、ほかのものと違う袋や封筒に入れて処分をしましょう。
また、破魔矢は長さがあるため、可燃ごみとして処分できず「粗大ごみ」の扱いになります。メダルなど大部分が金属で出来ているものは金属ごみとなりますので、各自治体のルールを確認して処分しましょう。
また、不用品回収業者では破魔矢やお守り、メダルなどの授与品の回収が可能です。詳しくはエコ・ブレインにお気軽にご相談ください。
七五三の着物、振袖、羽織袴どう捨てる?
いらない着物、振袖、羽織袴の処分方法を4つご紹介いたします。
①自治体のごみ回収・粗大ごみで着物を処分
着物や振袖、羽織袴は、一般的に自治体で可燃ごみとして処分できますが、量が多い場合は粗大ごみとなる可能性がありますので、事前に各自治体のルールを確認してください。
例えば、渋谷区では着物を捨てる場合は「可燃ごみ」として分類されます。
②オークションサイトやフリマアプリで売却
オークションサイトやフリマアプリは、誰でも気軽に使えるインターネット上のフリーマーケットのようなものです。七五三の着物や振袖、羽織袴をリメイク用に探している人やコレクターに売れるかもしれません。
<メリット>
・簡単に出品できる
・自分で価格を決めて出品できるため、高く売れる可能性がある
<デメリット>
・出品、梱包、発送と購入者とのやり取りが発生する
・着物について専門的な質問をされる場合がある
・取引トラブルが発生する可能性がある
③リサイクルショップで売却
最近では、古着屋の需要が高まっていることもあり街中でリサイクルショップをよく見かけます。
リサイクルショップでは、洋服の買い取りを行っている店舗もあります。七五三の着物だけでなく、家で眠っている不要な着物を一緒に持ち込んでみてはいかがでしょうか。
<メリット>
・専門の査定員に、買い取りしてもらえる
・即買い取り・即処分が可能
<デメリット>
・物の状態や種類によっては買い取りしてもらえない可能性がある
・買取価格が低いことがある
④不用品回収業者を利用する
不用品回収業者では自治体では処分できないものを処分できたり、即日処分をすることができます。
また、運び出しサービスもあり持ち込む必要もありません。大量の着物や着物の小道具も一緒に処分するときなど便利です。
<メリット>
・大量の着物や、状態に関わらず処分可能
・持ち出しから行ってくれるため、手間がかからない
・即日処分ができる
<デメリット>
・無許可の悪徳業者との見極めが難しい
弊社エコ・ブレインでは、不用品回収を行っております。
お見積りは無料です、お気軽にお問い合わせください。
七五三の授与品と着物の処分方法 よくある質問
Q.破魔矢の廃棄方法は?
A.破魔矢は一般的に可燃ごみとして処分できます。塩を振りお清めをしてから半紙などの白い紙で包み、他のごみと分けて袋に入れましょう。長さのある破魔矢は一般ごみとして扱うことができないため、折るなどして30cm以内にするか、折るのが難しい場合は粗大ごみとして処分または他の授与品と一緒に、不用品回収業者エコ・ブレインで処分するのがおすすめです。
Q.着物の帯やかんざし、帯留めは何ゴミに分別?
A.一般的に和装小物は「可燃ごみ(燃えるゴミ、普通ゴミ)」に分類されます。各自治体のルールにより、異なりますので事前に確認しましょう。
Q.七五三のお守りはずっと持っていてもいい?
A.七五三でいただいた授与品には明確な決まりはありません。お守りには「子を守り、成長を願う」という意味も含まれているので、ずっと持っていても良いとされています。
Q.2024年の破魔矢の向き・方角は?
A.西北西微北(戌の方角)が凶の方角となります。
Q.2025年の破魔矢の向き・方角は?
A.北北西微西(亥の方角)が凶の方角となります。
まとめ
- 七五三の授与品は神社やお寺によって異なる
- 授与品を飾る期間は一般的に1年間とされてるが、明確な決まりはない
- お役目を終わった授与品は七五三参りをした神社やお寺に返納するのが一般的
- 七五三の授与品・着物のまとめて処分なら不用品回収業者の利用が便利
こちらの記事では、七五三参りでいただく授与品について飾り方・保管方法、返納方法や処分方法と着物の処分方法について解説してきました。
今すぐに破魔矢やお札などの授与品や大量の着物を処分したいという方は、不用品回収業者の利用が便利です。
弊社エコ・ブレインでは、不用品回収を行っております。まずは、お気軽にご相談ください。
[著者]
経歴:2019年にエコブレインに入社。以降5年間、広報部での経験を活かし、環境保護の重要性を広めるための活動に尽力している。特にデジタルマーケティングとコンテンツ制作に強みを持ち、多くの記事を執筆している。
趣味: 読書、ヨガ、カフェ巡り
特技: クリエイティブライティング、データ分析とマーケティング戦略立案