横浜・八景島シーパラダイスでのSDGsの取り組みとは?
2022/05/18
日本国内には多くの遊園地があり、その一つに「横浜・八景島シーパラダイス」があります。正確には、遊園地のほか、水族館・ショッピングモール・レストラン・ホテル等を含む複合型海洋レジャー施設。横浜・八景島シーパラダイスは、来場者に最高のエンターテインメントを届けるとともに、生きものの魅力や海の素晴らしさを発信し、人々が未来への思いを育みながら共感してもらうことを目指しています。
そんな人気の観光スポットである「横浜・八景島シーパラダイス」でも、「SDGs」に関するサスティナブルな取り組みが見られています。
▶︎「SDGs」とは?
2015年9月に国連サミットにて採択された持続可能な開発目標のこと。サステナブルで多様性と誰一人取り残さない社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標のことであり、現在世界各国、様々な企業でもSDGsの取り組みがなされています。
今回は、横浜・八景島シーパラダイスにおけるSDGsの取り組み、特に環境への取り組みについてご紹介します。
(出典:横浜・八景島シーパラダイス)
横浜・八景島シーパラダイスの環境への取り組み
横浜・八景島シーパラダイスを運営する株式会社横浜八景島は、『お客さまの感動につながるサービスを提供するとともに地域社会の発展・環境保全・自然教育などに貢献すること』を理念としています。
『生きものを通じて世界に笑顔と感動を』のスローガンで、SDGsの目標達成を目指しています。持続可能な新しい水族館のカタチを目指し、新たな地球環境への取り組みなども積極的に行っているようです。
それでは、横浜・八景島シーパラダイスではどのような取り組みがなされているのでしょうか?
省エネルギー・省CO2対策
生き物の保護・育成、お客様に良質なサービス提供のために、膨大なエネルギーが必要な水族館を適正に運営するにあたっては、省エネルギー・省CO2対策が必要不可欠なもの。
横浜・八景島シーパラダイスでも、省エネルギー・省CO2対策に取り組んでいます。2008年からは、開業後15年が経過したアクアミュージアムに「高効率ヒートポンプ」を導入。水族館内の空調設備に海水の熱源を使うヒートポンプで、年間のCO2排出量を1,460トン削減することをできました。この取り組みは、環境省が実施する「自主参加型国内排出量取引制度」に採択されました。
また、2012年の夏から省エネルギーの促進を促す取り組みを、産・学・官の連携で行い、翌年度からは、「災害時の船舶からの給電」と「海水熱を利用したヒートポンプの導入」も始めています。
横浜ブルーカーボンプロジェクト
2011年より横浜市が推進する、海洋資源を活用した地球温暖化対策プロジェクト「横浜ブルーカーボン」事業に立ち上げ当初から参画しています。
ブルーカーボンとは?
海洋に生息する海藻などの生きものによって吸収・捕捉される炭素のこと。海洋資源を利用し、経済や社会全体をサステナブルに発展させる「ブルーエコノミー」の一つとして位置づけられています。
横浜・八景島シーパラダイスでは、施設内の水族館の一つ「うみファーム」にて、横浜市と協働でブルーカーボンの啓発活動を展開。海中のCO2を吸収するわかめの植え付けから収穫までを、「海育」というコンセプトのもと市民協働で行っています。
CO2排出ゼロ電力水族館
横浜・八景島シーパラダイスでは、水族館内の電力使用によるCO2排出量の実質ゼロに向けた取り組みをしています。
2022年1月からは、水族館エリアで使用するすべての電気量を、再生可能なエネルギーに由来する実質CO2排出ゼロの電力「はまっこ電気」への置き換えを実施。結果、水族館で使用する全電力がCO2フリー電気となり、「CO2排出ゼロ電力水族館」を実現させています。「はまっこ電気」は、東京電力エナジーパートナー株式会社が横浜市内の事業者に提供する、横浜市内において創出した環境価値を活用した実質CO2排出量がゼロとなる電力メニュー。
横浜市が掲げる「Zero Carbon Yokohama(2050年までの脱炭素化)」に賛同して、同社のサステナビリティアクションの一つとして取り組んでいるとのこと。
<はまっこ電気の仕組み>
(出典:東京電力エナジーパートナー株式会社)
環境問題や海洋ごみ問題を学ぶ機会
施設内の水族館の一つ「うみファーム」内の、自然の海や生きものの生態を観察できるエリア「オーシャンラボ」で、海の環境問題やごみ問題などについて、スタッフによるレクチャーが毎日開催されています。実際にオーシャンラボで暮らす生きものに触れたり、観察したりしながら、自然の海に暮らす生きものや海を学び、その環境を脅かす問題について考えることができます。
また最近では、ごみ回収ドローン「JELLYFISHBOT」を導入し、海に浮いたごみを回収するドローンお客さま自身で操作できる体験を提供しています。「JELLYFISHBOT」は海洋ごみを手軽に回収することを可能とし、日本では初の導入となります。
ゲーム感覚で楽しく海をキレイにする特別な体験を通して、お客様に海洋ごみ問題に関心を持っていただき、SDGsの取り組みとして「持続可能な海の美化活動」に繋げています。
いかがでしたでしょうか?
今回は、日本の人気観光スポット「横浜・八景島シーパラダイス」でのサステナブルな取り組みの、特に環境への取り組みに注目してご紹介しました。水族館という施設ならではのエンターテインメント性と融合させながら、様々なSDGsの取り組みを行っています。来場したお客様、そして未来の地球を担う次世代の子供達が、楽しい体験を通して私たちが直面している環境問題を知り、学ぶ機会を創出しています。
2015年にSDGsが国連サミットで採択され、「サスティナビリティ(=持続可能性)」が注目されれるようになり、企業は環境や社会、経済に配慮したサスティナブルな経営を求められています。サスティナブルな取り組みを行うことは、企業イメージが向上やブランディングにつながります。
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(参考サイト)横浜・八景島シーパラダイス
(参考サイト)株式会社横浜八景島|CSR活動