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「食品ロス」をコンセプトとした商品やサービスを紹介!

コラム

「食品ロス」をコンセプトとした商品やサービスを紹介!

2022/02/25
本来食べられるのに捨てられてしまう食品を指す「食品ロス」。
日本での食品ロスの量は年間570万トン、一人当たり年間約45kgとなっています。これは、”お茶腕約1杯分の食べもの”を毎日捨てているのに近い量なのです。(農林水産省及び環境省「令和元年度推計」より)

日本含め、先進国では「食品ロス」が大量に発生している一方で、世界では約11人に1人が栄養不足、慢性的な飢餓に陥っている状況にあります。(2020年版「世界の食料安全保障と栄養の現状」報告書)

こうした現状から「食品ロス」を減らそうとする動きが世界各国で見られており、「SDGs」でも食品ロスに関するターゲットが設定されています。

目標12:「つくる責任 つかう責任」
”2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる。”


現在、この「食品ロス」をコンセプトとした店舗やサービスが、次々と登場しています。今回は食品ロスをコンセプトとした企業やサービスなどをご紹介します。

食品ロス削減につなげるお菓子セレクトショップ

2021年10月6日に大阪・高槻駅前の松坂屋高槻店にオープンした「スイーツボンボンよしや」は、お菓子のセレクトショップであり、その品揃えに注目が集まっています。

「今までになかった百貨店ブランド+健康+キッズ+SDGs=お菓子のセレクトショップ」をコンセプトにし、全国の珍しいお菓子を取りそろえているとのこと。販売されているのは、賞味期限が近づいているお菓子や、輸送中に割れたり歪んでしまったりした商品など、いわゆる「訳アリ品」。もちろん、味や品質には何の問題もない商品が、割安で販売されています。

「スイーツボンボンよしや」は関西を中心に118店舗(FC含む)を展開する「お菓子のデパートよしや」の新ブランド。実は、よしや各店では、10年以上前から食品ロスゼロを目指し、訳アリ品などの商品の値引き販売が行われているそう。

廃棄されてしまう訳アリのお菓子を割安で販売することは、食品ロス削減に直接つながるだけではなく、”お菓子”という子供からお年寄りまで興味を持ちやすく、手に取りやすい商品を通じて、食品ロスやSDGsなどといった社会課題に触れるきっかけにもなっています。



炊飯廃棄米をアップサイクルしたビール

「ジパングカリーカフェ」を運営する株式会社ジパングフードリレーションズが、廃棄される米をアップサイクルさせたビールの販売を開始させています。アップサイクルとは、廃棄物や不要品をごみとして捨てるのではなく、新しい価値を付加して、そのモノの価値を高めること。SDGsの取り組みの一環であり、さまざまな業界で注目されている仕組みです。

同社は、「ジパングカリーカフェ」FC店で廃棄される「まだ食べられるのに捨てられてしまう炊飯された廃棄米」を本部が買い取り、『箔米ビール−白金−』(ハクマイビール−シロガネ)にアップサイクルさせ、FC店舗や通販でビールを楽しむ事が出来るシステムを構築。「ジパングアップサイクル循環システム」として、食品ロス問題の解決に貢献しています。


『箔米ビール−白金−』は、2022年1月26日から応援購入サイト〈makuake〉にて先行販売が開始しています。廃棄される食材のうち、多くの割合を占める「炊いたお米」を、アップサイクルすることでフードロスを削減することができています。

福袋の楽しさを”食品ロスのサブスクサービス”

食品ロス削減事業を行う株式会社ロスゼロが、食品ロスのサブスクリプションサービス「ロスゼロ不定期便」をスタートさせています。

「ロスゼロ不定期便」は、食品ロスが発生したタイミングで利用者にスイーツや食品を届ける「食品ロス体感型サブスクリプション」となっており、食品ロスを福袋が届く感覚で楽しんでもらうことを目的としたサービスです。

内容物は、スイーツが中心ですが食材も含まれており、食品ロスの状況に合わせて毎回変更されるそう。2カ月に1度、余剰分の食品が多く発生したタイミングで商品が発送されます。

食品ロスは「いつ・どのくらい発生するかわからない」という特色があり、こうした食品絵ロスの持つイメージをネガティブなものではなく、「何が送られてくるかわからない」とポジティブに捉えてもらえるように、という思いが込められています。


フードロス解決を目指すアップサイクル商品

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社は、アップサイクル商品のみ販売するフードロス解決ブランド「Upcycle by Oisix」を立ち上げています。

「Upcycle by Oisix」は畑や加工現場から出た廃棄食材を活用した、自社オリジナルのアップサイクル商品開発を積極的に展開しています。2021年7月のサービス開始から2022年1月までで、なんと約15トンものフードロス削減を達成。

2021年12月からは「ビオラル丸井吉祥寺店」「CHOOSEBASE SHIBUYA」において「Upcycle by Oisix」プライベートブランド商品の販売を開始。リアルショップでの販売は初となり、これまでよりも多くの消費者が、サステナブルな「環境配慮型商品」を知り、食生活に手軽に取り入れることができるようになりました。




いかがでしたでしょうか?

商品やサービス、ブランド、店舗など食品ロス削減をコンセプトとしたものが次々と登場しています。今回はその中の一部を紹介しました。

「食品ロス」と聞くとマイナスなイメージを持ってしまう方もいるかもしれません。しかし、今回紹介した商品やサービスは、食品ロス削減に対してポジティブなイメージや消費者も楽しんで食品ロス削減に関心を持ち、取り組めるような工夫がなされています。こうした商品やサービスなどを利用することで、食品ロス削減に取り組み、関心を持ち、実際に企業やご家庭でもできる食品ロス対策を実践してみてはいかがでしょうか?


例えば、食品廃棄物はゴミとして処分するのだけではなく、飼料、肥料、メタン等にリサイクルすることもできます。ただ処分されるだけだったものも、再資源化されることで、資源の消費を抑制し、環境への負荷をできる限り減らすことが可能となります。

様々なごみ問題を解決してきたエコ・ブレインでは、食品リサイクルについても取り組んでいます。食品リサイクル化によってコスト削減できた事例もありますし、弊社では食品残さの一部の買い取りをおこなっています。処理フローを知りたい、どれがリサイクル対象となるか分からないなど、食品リサイクルについてお困りの方、疑問がある方は、エコ・ブレインまでお問い合わせください!


「ごみがたくさんある」「ごみの分別がわからない」「リサイクル率を上げたい」など、ごみについてお困り・お悩みがある場合は、ごみの専門家であるエコ・ブレインにおまかせください!
長年ごみ問題に携わり、解決に導いてきた知識と経験のあるスタッフが、皆さんのごみにまつわるお悩みを解決します。

エコ・ブレインでは、東京23区をはじめ東京都含めた関東圏はもちろん、今まで築いてきた全国各地の協力ネットワークもフル活用し、北海道から沖縄まで日本全国が対応エリアとしています。廃棄物の分別も弊社が行いますので、分別の仕方が分からないという方もご安心ください!

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(参考サイト)makuake  
(参考サイト)Upcycle by Oisix  

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