資源回収ボックスでお得に気軽にリサイクル!
2021/06/11
私たちが日々生活を送る中でどうしてもごみは出てきてしまうものです。一人当たりが1日に排出するごみの量は 918グラム、約0.9グラムだそう。(環境省 廃棄物処理技術情報 一般廃棄物処理実態調査結果 全体集計結果(ごみ処理状況 令和元年度調査結果)以下、同調査)毎日1キロ近いごみを排出していると考えると、意外と多く感じるのではないでしょうか?
しかし、実はごみの排出量は年々減少傾向にあるのです。下記のグラフで分かる通り、その数が確実に減っています。
最近だとプラスチックごみ削減のためレジ袋が有料化となったり、私たちの生活に影響が表れ、ごみ問題を身近に考える機会が増えました。メディアでもよく取り上げられるようになった「SDGs」でも廃棄物の削減や再資源化が目標とされており、3Rの実施やプラスチック製品の廃止など、個人や企業でも目標達成に向けた行動が見られているように思います。
ごみ排出量の減少は、様々なごみ削減の取り組みが反映されている結果と言えるでしょう。
さらなるごみ減量に向けて、気軽に参加できるのが「資源回収」です。スーパーなどのお店で「資源回収ボックス」や「資源回収ステーション」を見かけたことがある方も多いと思います。資源回収ボックスなどを利用することで、簡単にリサイクルやリユースに参加できるのです。
単なる”ごみ”ではもったいない!
単なる”ごみ”と思われるものも、実際は資源として再活用できるものは多数あります。「リサイクル製品」「再生製品」など見聞きしたことがあると思います。
資源の活用例
コピー用紙→トイレットペーパー、ティッシュなど
新聞紙→段ボール箱、絵本など
紙パック→トイレットペーパー、キッチンペーパー、板紙など
ペットボトル→服やカーペットなどの繊維、卵パック、飲料用ボトルなど
発泡スチロール→文具、合成木材など
スチール缶→自動車、家電、レールなど
新聞紙→段ボール箱、絵本など
紙パック→トイレットペーパー、キッチンペーパー、板紙など
ペットボトル→服やカーペットなどの繊維、卵パック、飲料用ボトルなど
発泡スチロール→文具、合成木材など
スチール缶→自動車、家電、レールなど
不要になった資源を安易に”ごみ”として廃棄してしまうのは、非常にもったいないことなのです。視点を変えれば、使い終わったペットボトルや古紙など貴重な資源であり、持続可能な資源利用のためにリサイクルはとても重要なのです。
資源回収の活動は多くの自治体や企業でも行われています。資源回収ボックス等を活用することで、社会奉仕活動に参加できたり、お店のポイントがたまってお得に買い物等ができたり、なんていう特典もあります。
企業での取り組み
セブンイレブン
一部店舗にペットボトル回収機を設置し、お客様参加型のリサイクルを展開。ペットボトルをごみではなく資源として活用し、もう一度ペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」という循環型リサイクルの仕組みを構築しています。昨年7月から有料化したプラスチック製レジ袋の収益を使い、ペットボトル回収機の店頭への設置を拡大する見込みです。
イトーヨーカドー
一部店舗でペットボトルと古紙の回収機を設置、気軽にリサイクル活動へ参加できるようになっています。かさばるペットボトルを自動で減容し運搬効率を上げる回収機を使用しており、CO2の削減に貢献。誰でも利用できますが、nanacoを使ってリサイクルステーションでリサイクルすると、リサイクルポイントがためられ、nanacoポイントと交換できます。
イオン
貴重な資源を捨てずに再資源化するために、お客さまや自治体と協力をしながら店頭で紙パック、食品トレー、アルミ缶、ペットボトル等の回収に取り組んでいます。回収したアルミ缶や紙パックの一部は「トップバリュ」の原料の一部に使用し再商品化するなど、循環型社会の構築に向けた取り組みがなされています。
ライフ
様々な資源の回収ボックスを店頭に設置しています。牛乳パックは良質なパルプ資源であり、リサイクル事業者に依頼し、トイレットペーパーなどに再生し、店舗のトイレで使用。ペットボトルキャップは、NPO法人ロータリークラブを通じてポリオ・ワクチンとして、国際ロータリークラブ「ポリオ・プラス」へ寄付しています。
また一部店舗では新聞紙・チラシ・本・雑誌などの古紙を回収し、回収量に応じて専用カードにポイントを付与しています。
カスミ
自社処理施設である「カスミリサイクルセンター」を持ち、回収されたペットボトルはリサイクルセンターを通してさまざまな製品にリサイクルされています。キャップはリサイクルして得たお金をワクチン寄贈団体「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」に寄付することで、発展途上国の子どもたちにワクチンを届ける活動に役立てられます。
一部の店舗で古紙回収が開始され、1kgあたり1ポイントが「古紙リサイクルポイントカード」に加算。リサイクルポイントは、100ポイント(100kg相当)でお買物にご利用できる値引き券(100円分)に交換、または1ポイント=1円を「緑の募金」「WWF」「WFP」「5 A DAY協会」の各団体へ寄付することができます。
ユニクロ・ジーユー(ファーストリテイリング)
お客様のご不要になったユニクロ・ジーユーの服を各店舗に設置されたRE.UNIQLO回収ボックスで回収。ユニクロは店舗で回収した服をリユースし、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や世界中のNGO・NPOとともに、難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中の服を必要としている人たちに届けています。
ジーユーでは、回収に協力した場合、アプリでQRコードを読み取りマイルを受け取れ、ためたマイルで商品との交換や寄付ができます。
グローバルワーク等(アダストリア)
一部店舗に回収ボックスを設置、不要な衣料品を回収し、新しい資源にリサイクルする環境活動「Play Cycle!」を行なっています。回収した衣料品は、日本環境設計株式会社と一般社団法人グリーンダウンプロジェクトを通じ、 洋服の原料や自動車の内装材にリサイクル。
また、子ども服は当社の子ども服・ベビー服のレンタルシェアリングサービス「KIDSROBE」にて活用されています。
行政での取り組み
多くの自治体では、ホームページ内で資源回収ボックス等を設置している店舗を紹介しています。近くの資源回収ボックスを調べたいときに活用すると便利でしょう。
また、資源の「集団回収」を実施しているところもあります。集団回収とは、地域の家庭から出される新聞・雑誌・段ボール・ビン・カンといった資源物を、主に地域の自治会や子供会、高齢クラブ、マンション管理組合などの団体が一定の日時や場所に集めて、資源回収業者に引き渡す自主的なリサイクル活動のことを指します。
集団回収はごみの原料やリサイクルの推進につながることから、回収量に応じて補助金や報奨金などを交付する自治体もあります。
補助金…小平市、さいたま市、稲城市など
報奨金…板橋区、相模原市、所沢市など
報奨金…板橋区、相模原市、所沢市など
今回は、「資源回収」に着目して見ました。
資源回収ボックスを設置、運用することで環境保全につながり、CSR活動として企業イメージがアップすることもあります。
もし資源回収ボックスの設置やリサイクルについてご検討、また興味があるということであれば、弊社エコ・ブレインと一緒に資源回収ボックスの設置・運用始めてはみませんか? 長年ごみにまつわるお悩みを解決してきた専門家が、サポートさせていただきます!
ゴミの処分など廃棄物関連にお困りの方、疑問がある方など、ぜひエコ・ブレインまでお問い合わせください!